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みんなが知らない間に体験を創造。ミラーの法則とは?

おはようございます!

色々あって新卒で入った会社を二週間で退職(インターン2年間してたのに、、)

現在UXデザイナーとして海外渡航を目指してるりゅーやです。

 

台風が近づいていますね

実は今日、キャンプの予定だったのですが

急遽中止にして家でゆっくりトムとジェリーを見ながら

くつろいでおります。w

 

突然ですが、皆さんは勉強などで暗記をするとき

どのようにして覚えますか?

 

”他の物事と関連づける”、”なんども書く”、”内容を深掘りして覚える”

など人それぞれだと思います。

 

なぜこんなことを聞くのかというと、

実はUXデザインにおいても、

人に情報を覚えてもらうことも意識しながら設計をしているんです。

 

そこで、参考にしている考え方に

ミラーの法則というものがあります。

 

今回はそんなミラーの法則をご紹介します。

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目次

 

ミラーの法則とは?

ミラーの法則とは、

ハーバード大学院教授の心理学者、ジョージ・A・ミラー氏

が導き出した法則です。

 

ミラー氏は「マジカルナンバー7+-2」という論文で

人間が一瞬で記憶できる量には限りがあり、

その情報の量が7+-2であると発表しました。

 

この7+-2とは、チャンク(文字の塊)を意味しています。

 

この法則が発表された後の2001年に

ミズーリ大学のネルソン・コーワンが

”4+-1がマジカルナンバーである”と説き、

現在ではこの4+-1の原則が用いられています。

 

 

ユーザーに覚えてもらいたい情報って?

UXデザイン設計をする際、

クライアントがユーザーに覚えてもらいたい

情報に関してはとりわけ

このミラーの法則を参考に設計を練っています。

 

例えばレストランのサイトを思い浮かべて見てください。

レストランのサイトを検索する際、

ユーザーが求めている情報は何でしょうか?

 

”他のレストランと比較をしたい”、”お店に関する情報が欲しい”、
”予約したい”などかと思います。

 

それでは、レストランのオーナー(クライアント)がサイトに求める

役割は何でしょうか?

ほとんどの場合が

"ユーザーにお店にきて欲しい"と思っているでしょう。

 

これこそがユーザーに覚えて欲しい情報であり、

ユーザーも求めている情報です。

そのためここでは

アクセス情報を科学する必要があります。

 

ミラーの法則活用例

それでは、ミラーの法則を用いて

アクセス情報を科学して行きましょう。

 

アクセス情報の中で何が必要かを考えて行きます。

今回の例はレストランなので、

ユーザーがレストランに訪れる際に必要な情報に

以下を挙げることができると思います。

・電話番号

・郵便番号

・住所

・交通手段

・営業時間

 

それではミラーの法則である

4+-1で情報を記載すると以下になります。

・電話番号: 03-1234-5678

・郵便番号: 120-3456

・住所: 東京都 〇〇区 〇丁目

・名前: イタリアン 〇〇〇

 

といった形になります。

これがミラーの法則を用いられずに記載されると

 

・電話番号: 0312345678

・郵便番号: 1203456

・住所: 東京都〇〇区〇丁目

・名前: イタリア 〇〇〇

見づらく、覚えにくいですよね?

 

ミラーの法則を用いてチャンクに分けることで

見やすく、自然と覚えやすい文字構造を表現する

ことができるのです。

まとめ

ミラーの法則なんて聞いたことはないけれど、

私たちがサイトで当たり前のように閲覧してきた

表示形式であったと思います。

 

ただ文字と文字の間に空白がないだけで

情報の獲得しやすさがだいぶ変わりましたよね?

 

この体験を創造するのがUXデザインです。

 

今回はその簡単な一例である

ミラーの法則をご紹介しました。

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